「進化する ECMAScript」
これは、Internet Explorer チームのブログ(英文記事を日本語訳してくれたもの)ですが、Microsoft が JavaScript に対して結構本気だっていうことがよく分かる感じです。Math、String、Number やグローバリゼーションの強化案ってことでプロトタイプを作ってすでに公開しているとのこと。
そういや、以前に jQuery でもグローバリゼーション・プラグインを公開していましたね。(@IT: 「Microsoft発のjQueryグローバリゼーション・プラグイン」)
と、まあ、こういった JavaScrpt の強化についても気になるところではありますが、個人的にこの記事で一番気になったのは 「数十万行の JavaScript コードから成る Office Web アプリケーション は、主に Script# をベースに記述されており」という部分。
そういや、Script# が使われていると聞いたことがあるような気がしないでもない。
Script# っていうのは、C# で JavaScript のコードを書けるようにするっていうシロモノです。(C# をコンパイルすると JavaScript が生成される。記事にも出てくる Google Web Toolkit は Java をコンパイルすると JavaScript が生成されるヤツですね)
私もプログに取り上げたことあったなぁと検索してみたら
といったあたり。2006年のころですか。WPF/E なんて単語も出てきてて、なつかしい。(ちなみに、WPF/E は Silverlight のコードネーム)
で、先日の PhoneGap と Script# を組み合わせて使うなんてことができるとおもしろいかも、なんて思いました。
これができるなら、Windows Phone、Android、iOS すべてで動くアプリを C# で書けるってことになりそうですね。
理屈の上では PhoneGap の API をマネージドであるかのように見せかけるアセンブリ ( ここ の “Referenced Assemblies” にあたるアセンブリ) があればいいのかな?
Mono for Android や MonoTouch を使えばプログラミング言語としては C# を使えるけど、これらは API 自体はプラットフォームごとに異なるから UI 部分なんかはそれぞれごとに作らなくちゃいけないですよね?それに対して、PhoneGap は HTML+α がベースだから UI 部分も含めて大部分が使い回し可能ってことになりそう。
時間があったら Script# について久しぶりに調べてみたいな。
# ところで、Office Web アプリケーションを作るのに使った Script# って公開されてるのと同じものなんだろうか?ひょっとして、Microsoft 社内用のバージョンがあったりするのかな?
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