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2012年1月13日金曜日

[MSMVP] え?この人たちが MVP 審査落ち?

How I Lost, Regained and then Turned Down an MVP Award
長文ですし、最初のほうをナナメ読みしただけなんですが。。。

どうやら、この記事を書いてる Eisenberg 氏が MVP の審査に落ちちゃったようです。(Caliburn / Caliburn.Micro を作ってる人だそうです)
メールには 「MVP は過去一年に対するもので、そういう意味で十分でなかった」 とあったと。Caliburn.Micro は RC を 2011/2 にリリースしてからその後もバージョンアップしたりドキュメント書いたりしてたのに。
で、Twitter で 「Caliburn / Caliburn.Micro に対する私の活動は Microsoft にとっては十分で無かったんだってさ。今年は MVP 受賞出来なかったわ」 とつぶやいたら、すごくたくさんの人から敬意と励ましのレスが返ってきて、そして Microsoft の何人かの人からもレスが来て、聞いたところではスコット・ガスリー氏のところまで話がいったとか。で、結局 「前言撤回。MVP 受賞です」 と連絡が来たと。

この Twitter でのやりとりの際に StructureMap、FubuMVC、Storyteller の開発者である Jeremy Miller 氏、Moq の開発者である Daniel Cazzulino 氏も審査落ちしたことがわかったそうです。

MVP 受賞の連絡はもらえたけど、結局、Eisenberg 氏はいろいろ思う所があって MVP を辞退したようです。

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これは、ちょっと Microsoft が 「やらかしちゃった」 という感じなのかな。
もともと MVP の審査は数値で表せられるものが重要視されています。「フォーラムで何回回答した」「勉強会で何回スピーカーをした。受講者数は何人だった」「解説記事を何本執筆した。参照数は何回だった」 なんてものですね。
これは、もちろん客観的に評価できるようにっていこうことと、効率よく評価できるようにってことがあるんでしょう。

MVP に応募するときに過去一年間の実績をマイクロソフトに報告します。
これを記入するためのシートが用意されています。(MVP に応募するとマイクロソフトから送られてきます)
私は日本語版しか見たことが無いので英語版がどうなっているのかは知りませんが、そういえば、このシートにはオープンソースのことについて書く欄は用意されてませんでした。もちろん、フリーコメント欄はありますから、そこにいくらでも書くことはできます。

けど、オープンソースでの貢献を評価するってなかなか難しいですよね。
コードの行数なんて意味ないですし、ダウンロード数が多けりゃいいってもんでもないですし。
そもそも、オープンソースで何か公開したからといって、それが常にコミュニティや他の人への貢献とはならないでしょうし。たとえば、単にオープンソースなゲームを公開したなんてのは MVP の対象では無いでしょう。けど、そのソースの解説記事を書いたりしてれば対象になって来そうな気はします。
なかなか数値化が難しい要素がいっぱいありそうです。
客観的、かつ、公平に評価するのには難しいかもしれませんが、ぜひマイクロソフトには頑張って欲しいところ。
ちょうど、昨日、MSDN にこんな記事が掲載されましたし。
オープン ソース、オープンな標準にマイクロソフトはどう取り組んでいるか ~ 丸山 不二夫 × Gianugo Rabellino 対談 ~

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