すでにあちらこちらでニュースになっていますが、、、
Releasing the Source Code for the .NET Framework Libraries より
Visual Studio 2008、.NET Framework 3.5 のリリースに合わせて .NET Framework のライブラリの一部のソースコードが公開されるそうです。公開と言っても Ms-RL という参照のみが許諾され複製、変更などはできないライセンスとなるそうです。
VC++ では template ベースのライブラリである ATL、WTL は当然として、MFC やランタイムなんかもソースが付いてて、入れてさえおけばデバッガで中まで入っていくことができましたから、ちょうどそれとおんなじような感じですね。
とりあえず公開されるのは以下の部分。
- Base Class Libraries (System, System.IO, System.Collections, System.Configuration, System.Threading, System.Net, System.Security, System.Runtime, System.Text, etc)
- ASP.NET (System.Web)
- Windows Forms (System.Windows.Forms)
- ADO.NET (System.Data)
- XML (System.Xml)
- WPF (System.Windows)
その後、以下の部分なんかも含めてもっと公開。
- WCF
- Workflow
- LINQ
これらのソースは 「コメントも含まれている」 そうです。
で、これらのソースはダウンロードしてスタンドアローンにインストールし、テキストエディタなんかで見ることもできますし、以下のように VS2008 で利用することもできるそうです。
VS2008 ではインターネット上にあるシンボル情報 (とソースコード) を利用する機能がサポートされ、デバッガでステップインすると必要に応じてソースコードを取得して .NET ライブラリの中まで入っていけるそうです。また、ステップインだけでなく、たとえばコールスタックをダブルクリックしたりとかでもライブラリのソースを表示することができるそうです。
ところで、冒頭の方に "Today I'm excited to announce that we'll be providing this with the .NET 3.5 and VS 2008 release later this year." なんてありますが、.NET 3.5 と VS2008 って今年後半にリリースされるの?
英語版のRTMは今のところ2007年内で公式アナウンスされたままだと思います。
返信削除なので、release later this year. なのだと。
日本語版は、この間のニュースリリースで見たのでは、2007年末~2008年第一四半期となってました。
まぁ、悪くとも3月にはお目見え...ってことになってるみたいですよ。