Silverlight Performance Tip: Understanding the impact of Effects on performance より。
なるほどぉ。
正確なことは上記記事を見てもらうとして要点のみ。
<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White"> <Border Width="200" Height="100" Background="LightGray"> <Border.Effect> <DropShadowEffect/> </Border.Effect> <Grid Width="200" Height="100"> <TextBox Width="100" Height="30"></TextBox> </Grid> </Border> </Grid>
こんな XAML があるとします。表示させると以下のような感じです。
DropShadowEffect を使って影を落としていて、真ん中にテキストボックスがあるというごく単純なものです。
で、DropShadowEffect などのエフェクトがかかっていると、その内側の要素に再描画が必要になった場合に DropShadowEffect の部分ごと再描画されるそうです。
この例では中にテキストボックスがあるわけですが、テキストボックスの点滅するキャレットも再描画によって描かれてます。なので、キャレットが点滅するたびに回りの Border ごと再描画されることになります。もちろん、キャレットだけでなく、マウスホバーで色を変えたりするようなボタンとか、進捗にあわせて動くプログレスバーとか、再描画が発生するものはみんな同じことになります。
この例では Border の下にはテキストボックスがあるだけなので特に問題にはなりませんが、コントロールがたくさんあるような場合にはそれらがみんな再描画されることになるので CPU 負荷が高くなったりといった問題が発生するかもしれません。
で、どうすればいいかというと
<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White"> <Border Width="200" Height="100" Background="LightGray"> <Border.Effect> <DropShadowEffect/> </Border.Effect> </Border> <Border> <Grid Width="200" Height="100"> <TextBox Width="100" Height="30"></TextBox> </Grid> </Border> </Grid>
こんな風に Border を 2つに分けてしまえばいいそうです。
実際やってみると確かに見た目は同じになります。
そして、テキストボックスが含まれている方の Border には何のエフェクトも無いことになるので無駄な再描画は発生しないということですね。
なるほどなぁ。
なお、再描画が発生する範囲は Silverlight を貼り付けている HTML の方に
<object data="data:application/x-silverlight-2," type="application/x-silverlight-2" width="100%" height="100%"> <param name="enableRedrawRegions" value="true"/>
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と enableRedrawRegions を指定すれば可視化することができます。
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